暑い日が続きますが先日、ご来店頂きましたお客様から「車のエアコンが効かなくなったので見てほしい。」と相談がありました。お話を詳しく聞くと炎天下の中アイドリングを長時間されていたという事でした。
エアコンが利かなくなる理由はいくつかあります。
①エアコンガスの不足や漏れ
エアコンのガスが効かない場合に考えられるのが、エアコンガス(クーラーガス)。冷風をつくるために必要不可欠なもので、ガスが不足していたる漏れたりしているとエアコン本来の機能を果たせなくなってしまいます。エアコンガスは、長年車に乗っていると、車の振動などが原因で少しずつ減っていくことがあります。エアコンガスが減っているかどうかは専用の機械で測定することが出来ます。
②エアコンフィルターの汚れ
車のエアコンが効かない原因で最初に調べたい箇所が、エアコンフィルターです。エアコン内部の空気の通り道に装着されているもので、ホコリや排気ガス、ゴミ、花粉などを取り除く役割があります。フィルターにそのような物質が溜まってくると空気の通りが悪くなり、送風量が低下して送風が弱くなります。交換の目安は約1年・1万kmになりますので1年点検や車検の時に交換することをお勧めします。
③エアコンコンプレッサーの故障
最後に考えられるのが、エアコンコンプレッサーの故障です。エアコンコンプレッサーは、エアコンガスを圧縮する役割をしていますが、この箇所が故障していると冷たい空気がでなくなりエアコンの機能を果たさなくなります。エアコンフィルターで小さなゴミがここに入り込まないようにしているのですが、フィルターを通り抜けてここに入り込んでしまうと故障の原因になります。
車のエアコンが効かなくなった場合、このようなことが原因として考えられます。特に夏場になると長時間のアイドリングをする方もいらっしゃると思いますが、長時間アイドリングをしてエアコンをつけていると故障に繋がる原因になります。
エアコンを稼働させる時にファンが動きますがそれと併せて走行風も必要となります。長時間のアイドリングは冷却が不足して効かなくなる場合がありますので運転時は気を付けてください。
万が一、エアコンが効かなくなった場合は、当店にご相談ください!